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核 (天体)[かく] 核(かく)〔文部省『学術用語集 地震学編』 日本学術振興会、1974年。(オンライン学術用語集 )〕は、天体の中心部分の構造。中心核(ちゅうしんかく)〔文部省『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。〕とも。惑星・衛星・恒星などの核はコア (core) 〔とも言う(彗星・活動銀河の核は英語ではnucleusであるため、コアとは言わない)。 == 地球 ==
地球の核は、直径約7,000 km(半径3,500 km)で、地表からは地下2,900 km以下にある。隕鉄の成分から、主に鉄とニッケルからできていると考えられている。 構造は液体の外核(地下2,900 km~5,100 km)と固体の内核(地下5,100 km~6,400 km)からなると考えられている。中心温度は太陽の表面温度とほぼ等しい約6,000 K(約5700℃)。液体の外核が流動して誘導起電力が発生することで核内に電流が流れ、地磁気が発生すると考えられている。 内核と外核の地震学的な境界面はレーマン不連続面と呼ばれる。コア-マントル境界(core-mantle boundary)はCMBと略す。また、地震学的には外核とマントルの境界面はグーテンベルク不連続面と呼ばれる。 内核と外核を総称して地核と呼ばれることもあるが、内核・外核の区分が発見される以前の古い呼称である上に、地殻と紛らわしいため、その呼称が近年で用いられることは少ない〔国語辞典にも掲載されているものがあり、IMEなどでも誤変換されがちであるので注意が必要。〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「核 (天体)」の詳細全文を読む
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